WORKS 153

ナナメの眺め

何気ない場所でも少し角度をつけて、視点をずらすことで特別な場に見えてきます。 例えばキッチンを印象づける斜めの天井。 キッチンの排水に沿ってできた斜めのパイプスペースの柱型に合わせて、天井も大胆な斜めに整えました。 真正面からの眺めも良いけれど、斜めから見たアングルではキッチンが広く感じられる発見がありました。 もう１つ、特徴的な玄関の斜め壁。 角度をつけたことで奥行きが感じられ、窓からの光も取り入れやすく空間を広く見せる効果があります。 斜め壁の室内窓やシューズボックスが視覚的にセンターになるようにお客様と微調整を重ねました。 間取りの悩みに柔軟な対応ができる斜めの視点。 玄関のバイクスペースを確保しながら、友達を呼べる広さの子ども部屋ができるなど、ポジティブな変化をもたらしました。

PHOTO GALLERY

DESIGN PLAN

プラン概要

マンションの角部屋ということもあり、窓の数が十分にあるこちらの物件。 リノベでは窓から差し込む明かりを活かす工夫を取り入れています。 玄関では天井付近にFIX窓を設置することで、子ども部屋からの明かりも取り込んでいます。 また、リビングドアは大きいガラス入りのデザインにしたり、土間の壁を斜めにすることで暗くなりがちな廊下まで明かりが届き、全体が明るい印象に。 また、インテリアカラーではグレーベージュを壁やキッチンに取り入れました。温かみを感じる色合いが明るい室内と相性良くコーディネートされています。 家のあらゆるところで日の光を感じる間取りが気に入っていると話すお客様。 居心地の良い家では在宅でのお仕事もはかどりそうです。