家に浸る、彼らの暮らし
コーヒーを飲みながらソファでくつろぐ時間や、夜更かししながら本を読む、自転車の手入れをしたり、時間を忘れてDIYに没頭する。
そんな、家で気持ちよく過ごす自分を思い浮かべながら間取りを考えている時が、皆さん活き活きしています。
家でこんなことをやりたい、あんなスペースが欲しいと童心に返ったような気持ちで作った空間では、見ているこちらも刺激を受けるインテリアや暮らしのアイデアが見られます。
そこで今回は、家時間に浸る彼らの居場所に注目。刺激的なリノベをご覧ください。
INDEX
01: 並んだ靴もインテリアの一部、長い玄関土間に驚くリノベ
来客が「おぉ!」と声をあげる、玄関から長く続く特徴的な玄関土間。
珍しい空間に訪れる人も気分が上がります。そんな風に自分の家を楽しんでくれる様子を見ると嬉しいですよね。
突き当たりにある部屋の入口まで続く土間は、玄関を広く見せる効果あり。
リノベでは玄関框の位置を変えるだけで玄関の印象が変わりますよ。玄関の狭さが気になる場合は取り入れたいアイデアです。
この特徴的なレイアウトの理由にはお客様の「玄関にお気に入りの靴をたくさん並べたい」という思いから。
職業柄、服や靴をたくさんお持ちのお客様ですが「本当に気に入ったものだけをもつ」ことを大切にしており、玄関には厳選された靴だけがズラリ。
たくさん靴があるのではなく、飾るように並んだ靴からはお客様の物を大切にする人柄を感じます。
ついつい靴を突っ込んで雑多になりがちな靴収納ですが、気持ちの良い玄関は靴の整理が大切ですね。勉強になります。
扉の無いオープン棚を使った靴収納はどこに何があるか把握がしやすく、湿気がこもらないので靴の保管にも適しています。そして、リノベ工事費でも節約になるポイント。
さらに長い玄関土間の先には縁側風なスペースがあります。土間のある空間にぴったり。腰掛けて靴を履く際にも便利です。
リビングでは引戸に古建具を取り入れたりとこれまた味のある雰囲気に仕上がっています。こちらも要チェックです。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷綯交(ないまぜ)な暮らし[Click Here]
02: 本や雑誌にフィギュアまで、コレクションに囲まれて過ごす家時間
本やフィギュアに雑誌や置物まで、コツコツと集めたものを箱の中にしまっておくのは勿体ない。
と、思ってはいるけれどそれらを飾ったり、収納する場所って足りないもの。
同じような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
こちらのお客様はその悩みを解決するべく、本棚に囲まれた間取りにリノベーション
。
本棚いっぱいに本や物を詰め込むのではなく、その見せ方にも配慮を忘れずに。
飾るように並べられた物からは愛着がビシビシ伝わりますね。
本棚に囲まれた真ん中のスペースにはごろりと寝転がれる最高なスペースがあり。
本を取り出してそのまま横になる、幸せな動線確保です。
魅せる本棚ではその本棚にもしかけがあり、本を取り出しやすいように棚の上部には余裕を持たせています。
手が入りやすいのはもちろん、本棚に余白があると見た目にもすっきりしますよね。
入れられる限界まで本を上に上に重ねて詰め込まないのがポイントです。
今ではお子さまの本も加わりましたが、こうして家族で本棚をシェアしながら、物への愛情も伝えられるのは良い機会に。
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03:家の中でロードバイクを楽しむ
自転車を室内で保管する際に、どこに置いていますか?玄関に置いておくとスペースが狭くなったり、部屋の中まで持ってあがるのは億劫になりますよね。
そこでおすすめする自転車の保管場所は「廊下」。
こちらのお客様はロードバイクを室内廊下の壁に掛けて保管しています。
コンクリートの壁とロードバイクがよく似合う。壁紙仕上げではないので、壁の汚れも目立ちにくいのは助かりますね。
室内廊下は家具を置くことがめったに無い為、意外と収納向きのスペースです。こちらの事例では自転車を2台収納できました。
自転車を廊下に保管する際は、廊下幅にゆとりをもたせておくと通行の妨げになりません。
自転車の奥行き分程、広げる間取りにすると良いですね。
廊下を広げるのはもったいない?というイメージもありますが、室内廊下の幅が広めの家は気持ちの良い印象を受けます。
閉塞的な印象になりやすい室内廊下ですが、少し幅に余裕をもたせるだけで雰囲気にゆとりが。やってみる価値アリです。
自転車を掛けるパーツを壁に固定する際の注意点ですが、必ず壁下地がある場所に設置ください。
事例のようにコンクリート躯体面に設置する際は専用の工具が必要なこともありますので、工事の際にパーツの用意をしておきたいですね。
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04:料理に目覚めるキッチン
普段、料理をしない方にとってはキッチンは興味が無い場所ですか?
ですが、さすがにキッチン無しでは生活に不便。
そのような場合には、最低限の機能を備えつつデザインにこだわったキッチンはいかがでしょう?
こちらの事例では、よく見るとキッチンの天板とダイニングテーブルの高さが同じです。
キッチンの高さが低い。ということではなく、実はキッチンエリアの床が一段低く設計しているので、キッチンとテーブルがフラットになっています。
ダイニングテーブルとキッチンが繋がっているので、嫌でもキッチンとの物理的&心理的距離が縮まりますね。
キッチンの腰壁はモールテックスで仕上げました。色ムラやコテの仕上がりが良い味をだしてくれるおすすめの素材です。
よく見える部分なので、キッチンデザインにおいて気をつけたい部分ですよ。
キッチンでは汚れがつきやすく、濡れやすい部分はステンレス天板を使用し、キッチン天板の一部とテーブルには無垢の木を使用しています。
キッチンを前方から見ると、木製天板のキッチンのように見えますね。家具のような印象を受けるので、部屋のインテリアに馴染みやすいです。
元々、料理をほとんどされないお客様でしたがリノベをきっかけに新しいキッチンでは料理をするようになったと嬉しい報告も。
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05:DIYに没入
DIYって楽しいけれど家の中で材料を並べたり作業するスペースが狭かったり、木くずが散らかったり、塗装が床についてしまったりと、後片付けや掃除が大変。
そんなことを気にせずにガシガシと使える場所があればいいのに。と感じているならば、作ってみるのはいかがでしょう?
こちらの事例では玄関にDIY工房なるスペースを用意。有孔ボード張りの壁に工具がたくさん掛けてある様子は、まさにこういうの欲しかったという雰囲気に。
リビングルームとは壁でしっかり仕切られているため、木くずやホコリが居住スペースに入り込むことも防げますよ。
さらに、工具の音も伝わりにくいので、DIYに没頭していても他の家族の邪魔になりません。
まさに、集中できる環境なのでDIYに没入可能。
玄関土間にはDIYスペースに加えて、収納スペースも充実。キャンプ用品もしっかりと収納できます。
外で使う物を家の中に置くことは敬遠されがちですが、こうして包容力たっぷりな収納スペースがあると何かと便利です。趣味の物とかは特に。
DIYの為のスペースはただ広さがあるだけでは不十分。道具類の整理のしやすさや掃除のしやすさもお忘れなく。ここまで揃っていると、立派な自宅工房です。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷やさしさ時々ラフ[Click Here]
06:こだわり抜いた我が家に住まう
せっかくリノベするならば、他の家とは一味違う、挑戦的な家にしてみたい。という冒険心ってありますよね。
リノベ事例を見ながら、画面をスクロールする手が思わず止まってしまうような目を引く家。
例えばこの事例のような家でしょうか?
コンクリートの天井と吊り下げた木製ルーバーが交差する、ダイナミックなこちらの事例。
ショップのようなデザイン性の高さに、多くのお客様から「かっこいい」とお声を頂きました。
圧倒的な天井高さを活かしたデザインなので、参考にする際はご自宅の天井高さに要注意。
天井に木目を入れると圧迫感がでてしまい空間が狭く感じやすいので、こちらの事例のように抜け感をプラスするなど対策が必要です。
リノベでインテリアデザインを検討する際に、カッコよいや可愛いスタイルが好きだけれど、長く住むことを考えると飽きてしまうかな?と、好みの気持ちを押し殺して無難な選択をしてしまうこともありますよね。
確かに、長く気に入ることも大切ですが、自分の正直な気持ちに従うことも間違ってはいませんよ。
何十年後かに「どうしてこれを選んだんだろう?」と思うことはあっても、それも家の大切な思い出話になります。
挑戦的なリノベ、応援します。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷異素材に囲まれたダイナミックなおうち[Click Here]
07:ヴィンテージを家に取り入れる
ヴィンテージのアクセサリー、服、車、家具など。時を経て味わいが増すヴィンテージの品々はリノベでも取り入れることはできます。
家具だけでなく、建具や木材、ドアノブや取手といった細かいパーツなど、リノベで取り入れられるヴィンテージは意外にもたくさんあります。
こちらの事例では家のあらゆる箇所にヴィンテージの要素がちらほら。
まずは扉にヴィンテージドアを発見。
ペンキの剥げやシールの跡がたくさんあるのにそれが何とも良い味をだすヴィンテージのドア。
圧倒的な存在感があります。
表と裏で色が違うことも珍しくない、デザインのユニークさも魅力です。
ヴィンテージドアは同じものが無いこともよくあります。なので、その出会いも大切。
気に入ったものがあれば、なるべく早めに確保することをおすすめします。
また、日本の住宅には大きすぎるものも中にはあります。購入時にはサイズにもご注意です。
床には、ヴィンテージの家具と相性の良い古材風の無垢フローリングを取り入れています。
フローリングでおなじみのオーク材フローリングですが、こちらはあえて製材前の状態で張っています。
一枚一枚異なる表情やザラザラとした質感が特徴です。ヴィンテージのものとバランスよくまとまりますよ。
新しい家なのにすでに味わい深い家。これからますます味が出て、正真正銘のヴィンテージハウスに。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷家族が集まるヴィンテージハウス[Click Here]
08: 長年集めたモノを活かす、暮らしの完成形
コツコツ集めたポスターやいつのまにか揃っていた家具。これらを活かしたいけれど、今の家の内装ではなんだかチグハグに。
いつかはこれまでに集めた好きなものがしっくり似合う家に住みたい。
という思いからリノベでのコーディネートは始まりました。
雰囲気のあるテーブルや収納キャビネットと相性の良い、古材やブリックタイルを使用しています。
一枚一枚、質感や色味の違う古材やブリックタイルはヴィンテージと相性良し。
ラフな素材を沢山使いすぎると、雑多な印象が強くなるのでご注意です。ここでは古材に白いエイジング塗装やコンクリートを剥き出しにした天井を白く塗装するなど、重たくなりすぎないように気をつけました。
武骨やラフなテイストは好きだけれど、やりすぎはちょっと苦手という方は多いもの。そんな時には色味を軽くしたり、抜け感を意識したりと、引き算のコーディネートがおすすめです。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷海を望むリラックスヴィンテージ[Click Here]
09: 服は見せて収納する、ウォークインクローゼット
服好きな方にとって家の収納スペースは重要。なかにはクローゼットの中に閉まっておくのは勿体ないんじゃない?という服ってありますよね。
その服自体がもうインテリアの主役になるような服。
そういう訳でこちらの事例では、見せるウォークインクローゼットを取り入れました。
玄関ドアから家に入るとすぐそこにウォークインクローゼットがあります。
服を着ていない状態でもサマになる、アパレルショップのような服の収納方法。
ウォークインクローゼットは他の部屋に比べると頻繁に出入りする場所ではないので、湿気がこもりやすく、お悩みの方も多いのでは?
その点、このようなオープンスタイルのクローゼットは大切な衣類の管理にも役立ちます。
どんな服を持っているか一目瞭然なのも助かりますね。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷潮風感じるシャビーホワイトの色使い[Click Here]
10: 海が似合う家へリノベーション
サーフィンが趣味のお客様、長年住み慣れた家を思い切って「海の家」をテーマにリノベーションしました。
海の家のように床は使い込まれた足場板を張っています。足場板なので一枚一枚状態は異なります。反っていたり、隙間ができたりしますが、その揃っていない感じが海の家ムードを高めます。
家の中にはしっかりサーフボードも保管。ボードの下に並ぶドアは海をイメージさせるターコイズブルー色に塗装しています。
間取りはワンルーム風にしている為、LDKからベッドスペースまでどーんと視界が抜ける気持ちの良い間取りです。
この開放感は家のテーマにも合いますね。
ちなみにお客様はワンちゃんを飼われていますが、足場板フローリングにはそのガサガサとした表面が愛犬にとって歩きやすいという特徴があります。
さらに、傷がついても目立ちにくいので助かりますね。
年月が経つにつれてますます渋くなりそうな海の家です。
■紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷1ROOM仕立てのカリフォルニアスタイルリノベーション 夏風添え[Click Here]
以上が家時間に浸る、リノベーション事例の紹介でした。
見入ってしまったリノベはありましたか?
近頃のリノベーション情報では、便利で失敗のないリノベアイデアがたくさんあふれています。
その情報に振り回されると、自分の好きなものを見失ったり、価値基準がぶれてしまうことも。
使いやすくて、住みやすいけど、なんとなく無難で物足りない。なんて、リノベの後には感じてほしくありません。
ふと思い出したことや、打ち合わせ中にぽろっと出た一言が、リノベではナイスなアイデアに繋がることがありますよ。
何をして家時間に浸りましょうか?一緒に考えましょう。
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