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家の間取りはどうやって考える?リノベで知っておきたいポイント

間取りを考える時、部屋の数や広さに配置、使い勝手など、検討するポイントが多く誰もが悩みますよね。

間取りは住んでしまうと簡単には変えられない部分なので「この間取りにして大丈夫かな?」と考えれば考えるほど不安に感じてしまうことも。

そこで今回は、家の間取りを考えるにあたり知っておきたいポイントをご紹介します。
間取りに悩んだ時に読み返して、役立ててくださいね。

Point01:間取りはすぐには決まらない、デザイナーとアップデートしていくもの

間取りが決まるまでの流れですが、お客様から暮らしについてのヒアリングをした後に、デザイナーは間取りを考えます。

要望をベースにしたものから、こんな暮らし方はどうだろうか?と提案を含めたものまで、お客様にお見せする間取りは数パターン用意することも。

そして、お客様が間取りを見比べてすぐに「この間取りに決定!」と言うことはめったにありません。

数々ある間取りを比較しながら、お客様とデザイナーで会話をする中で「キッチンはこの向きに、寝室はこのくらいの広さ」など、それぞれの間取りの良いとこ取りをしながら、最終形の間取りに近づいていきます。

間取り図を見ながら、実際にそこで暮らすイメージをして、気になるところは微調整する。といったアップデートを繰り返し、間取りは完成します。

□色んな間取りを見比べて、あらゆる検討をする

リノベーション会社を検討する中で、各社から間取りの提案があります。
まったく同じ間取りは無いと言えるほど、バラエティに富んだ内容で面白い反面、あれも良いこれも良いと迷ってしまうことも。

そんな場合でも「間取りの良いとこ取り」は役立ちます。このアイデアが良いなと思う部分は取り入れて間取りをアップデートしてください。

「こんな考え方もあるのか」とあらゆる視点で検討された間取りを見比べることは大切です。
デザイナーと検討を重ねて、納得のゆく間取りに辿り着いてくださいね。

Point02:間取りに正解・不正解は無し

SNSには「絶対に良い間取り」や「後悔する間取り」など、ついつい気になる意見が溢れています。

このようなアイデアは、ある人にとっては正解であっても、自分にとっては使い勝手が悪い場合もあるので注意です。

例えば「アイランドキッチン」の場合。
キッチンが丸見えになるので部屋が散らかって見えるのでおすすめしないという意見もあれば、キッチンが丸見えになるからこそ整理整頓した状態を保つために掃除をまめにするようになった。など、意見は人それぞれです。

リノベーション経験者からのアドバイスも、役に立つものもあれば、自分の暮らし方には合わないものもあります。

沢山の意見を見聞きすると、自分のリノベーションがブレてしまうことも。悩んだ時は一番最初に考えた「どんな暮らしがしたいか」に立ち戻ってくださいね。

Point03:間取りでは目先だけでなく、10年後・20年後もイメージ

リノベーションをする住まいでは、多くは今後10年、20年と住み続けるもの。長く快適に住むためには目先の問題解決だけでなく、将来的な暮らし方もイメージしながら間取りを考えておきたいですね。

では、具体的にどんな点に注目すべきかご紹介します。

□長持ちする、メンテナンスできる素材に注目

長く住むと壁紙や床材といった内装材やキッチン、ユニットバスといった水まわりの設備は劣化していきます。

劣化したからといって何十年後かにもう一度リノベーションするとなると、費用の負担が大きいですよね。

なるべくメンテナンスで手を加えながら、経年変化を楽しめる素材を取り入れると、将来的な負担も軽減でき、時を重ねた魅力ある住まいにも近づきます。

■無垢フローリングや塗装仕上げを検討する

無垢フローリングの場合、表面の塗装が剥げてしまったり、小さな傷が増えてしまっても将来的に研磨をかけて表面を整えることが可能です。床を張り替えるよりは少ない負担で済みますよ。

また、壁や天井、ドアを塗装で仕上げる場合も将来的に塗り替えるという方法も可能です。壁紙工事よりも塗装工事の方が工事費は高額になりますが、今後はDIYで手入れができるなど、長い目で見ればコストを抑えてメンテナンスが可能なことも。

□無駄なエネルギーを使わない工夫を

リノベーションでは目に見える変化に注目してしまいがちですが、表には現れにくい「住宅の性能」を上げることも、快適な暮らしにつながる大切なポイントです。

例えば「壁に断熱材を追加する」「ガラスの交換」マンションの場合は「インナーサッシ (二重窓)の設置」です。

これらは結露、カビの対策や冷暖房効率の向上に効果があります。結露した窓の窓拭きや、冷暖房使用による電気代の高騰など、心身に負担が大きいですよね。

導入時の工事費は必要ですが、その後の住まい環境に大きく関わる部分なのでしっかりと予算を用意しても良いポイントです。

□可変性を取り入れる

10年、20年後の住まいでは子どもが独立して使わない部屋が出てきたり、家で働くようになるなど、暮らし方に変化が現れることも多くあります。

そこでリノベーションでは将来の暮らしを意識した「あえて作り込まないこと」も大切です。

オリジナルでカウンターやロフトを作るよりも、可動ができる家具を使用することで将来的に模様替えがしやすいこともあります。

将来的に2室を繋げて大きな1室にするなど、可変性のある間取りは暮らしの変化に対応がしやすく、長く住み良い家になりますよ。

家の間取りはリノベーションをする中で誰もが一番悩む部分です。

簡単に変えられない部分なのでお客様自身でも情報収集をされますが、調べれば調べるほど何が良いのか分からなくなりやすい部分でもあります。

そんな困った時はぜひ、デザイナーに悩みを話してくださいね。優先度を整理したりや目指す暮らし方を再確認しながら、最適解な間取りをつくりましょう。

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