横浜×リノベーション
こんにちは。ハコリノベの鬼塚です。
地域性から見たリノベーションについて考えてみようシリーズ!
今回は、山下公園店のある横浜とリノベーションについて考えてみたいと思います。
前回の記事はこちら⇒大阪×リノベーション
『横浜=浜の横』
横浜は名前からも分かるように”浜の横”に位置しています。
浜に近いという事は、昔から貿易が盛んで外国の方も住みやすいエリアだったということです。
今もその名残は旧居留地をはじめ、至る所に残っていますよね。
しかも東京まで1時間もかからないとなると、こんなに便利な地域はありません。
また、横浜や神奈川県の話をすると必ず出てくるのが”鉄道発祥の地”や”紅茶文化”の話題です。
(紅茶の消費量第1位は神奈川県なんですって!)
どちらもヨーロッパ、とりわけイギリスとの関係が深いように感じます。
というのも、日本で初めての鉄道(蒸気車)はイギリスから輸入したものであり、紅茶文化もイギリスからの由来だからです。
そんな外国色の強い横浜をリノベーションデザインに掛け合わせてみると・・・
“新しい物への目利きが早い” 印象があります。
ハコリノベでも最新のデザインや、商材をお客様から教えて頂く事もあり、
横浜の方の情報収集力にはビックリさせられるとデザイナーも話していました。
新しい物への好奇心や探求心を常に持っている印象を受けるのは、昔からの歴史も関係している…のかもしれません。
ヨーロピアンテイストの事例をご紹介↓
・ヨーロピアン ・ブリティッシュ ・モダン etc…
今も多くの外国人が暮らしているグローバルな横浜では
様々な感性が混ざり合い、今後も新しいデザインが広がっていくかもしれませんね。
次に、地形からも見てみましょう。
横浜はとにかく坂が多い!
なぜかというと、単純に海と山の間に位置しているからなんです。
そして横浜市のほとんどが丘陵地になっています。
丘陵地とは山ほどの高さではない起伏がある地域を指します。
この起伏は南北に横断しており、北側は多摩丘陵、南側は三浦急流につながっています。
起伏ある土地と海辺が揃うと風が発生しやすいようです。
いわゆる”浜風”ってやつです。
都心部の中区や西区では風が強いのも有名で、ニュースになる事もしばしば。
一年を通して風が強いという事は建物に与える影響も大きいのです。
そんな横浜の地形をリノベーションデザインに掛け合わせてみると、
“床暖房”がおすすめと言えるでしょう。
建物の断熱性能を見る上で外壁材の熱伝達率というものがありますが、この熱伝達率は風速の大きさに比例します。
つまり、風が強ければ建物全体の温度が下がるというわけです。
夏場は暑いので建物が冷えても問題ありませんが、問題は冬場です。
冬場に強い風にさらされた建物は、窓や熱抵抗の少ない部分から冷えてきます。
冷めた空気は足元にたまるので、冬場の風が強い日に足元から冷えるのはこの為なんです。
風が強く冷えやすい横浜で効果を発揮するのが床暖房です。
床暖房の効果的な使い方として、エアコンやガスファンヒーターなどの一次暖房と併用し
温かみを感じてきた頃に一次暖房を消し、床暖房(二次暖房)のみに切り替えると部屋全体の温かさを保ってくれます。
毎年のように雪が積もるような積雪地域では、床暖房だけでは冬を越す事は難しいですが、
ある程度の気温があり風だけが強い横浜には床暖房がおすすめです。
実際に、横浜では床暖房を希望されるお客様も多く、大阪との地域性の違いを感じます。
横浜特有の地域性に合わせた対策ができるのもリノベーションの醍醐味だと思います。
2回にわたり大阪と横浜の地域性を考えてみました。
それぞれに歴史や風土があり、最適なリノベーションがあると再認識できました!
みなさんもお住まいの地域の歴史や地形を見てみると
住まいに関する新たな発見があるかもしれません。
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