WORKS 121
frameこのお部屋にお住まいのS様ご夫婦はとても「寛容」でした。性格だけの話ではなく、家に対する既成概念・固定概念が無く、枠にとらわれずにとても自由な発想で家作りをとらえていらしたということです。 建物の構造が壁式構造の為、空間が壁や大きな梁で3つの区画に分かれていることが今回のリノベーションにとってデメリットであり、一方でそれが大きなチャームポイントでもありました。出来上がったお部屋は動かない枠(構造)の部分があるからこそフィットしたプランであり、S様の寛容さがあったからこそ受け入れられたプランでもあります。 離れのような個室や構造の枠に納まるように極限まで細く狭くした洗面&バスルーム。ベッドがぴったり入る寝室には小さなワークスペースを造作。狭さを感じそうな部分には全てガラスを入れて、圧迫感を抑えつつ繋がりを持たせる工夫をしています。 数字で表すと決して大きな面積ではないですが、そう感じさせないとてもオリジナリティ溢れるお部屋が出来上がりました。
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DESIGN PLAN
プラン概要玄関がある区画には大きな土間を設け、趣味の自転車を飾ったり作業ができるスペースと、左右には夫婦それぞれのお部屋を設けています。真ん中の区画には通路を挟んで左右に寝室+ワークスペースと水回り(トイレ/洗面/脱衣/浴室)を配置。一番奥の区画はLDKとし、キッチンは真ん中の区画から大きく移動して対面化しました。
- 工期
- 3ヶ月半
- 改装費用
- 約1300万円
- 施工面積
- 64.82㎡
- 家族構成
- 夫婦
- 築年数
- 38年
- 所在地
- 東京都
WORKS 121