新品には無い味わいが魅力!アンティークドアを使ったリノベ事例
アンティークの食器や古着、クラシックカーや町家といった古い物。ついつい目を惹かれるなんてことはありませんか?
珍しいものを見つけるだけで嬉しくなったり、古いはずなのに新鮮さを感じたりすることも。
新しい物も良いのですが、今でも残っている古い物には長く愛されるデザインや機能美が詰まっていて
時代を超えてきた独特の味わいがありますよね。
リノベーションでも「アンティークドア」という味わいを楽しめる選択もあります。
現代物では出会えないデザインが多いアンティークドア、実は見かけによらず今でも使える程の丈夫な作りをしている物も多いですよ。
アンティークのものは気になるけれど、新しくリノベーションをする空間に古いアンティークドアがあると存在が浮いてしまわないか?そんな心配もありますよね。
そこで今回はアンティークドアを使ったリノベーション事例をご紹介。
空間に絶妙なスパイスを加えているアンティークドアに注目ですよ。
INDEX
1■アンティークドアとは?
イギリスやフランス、アメリカの建物で玄関や室内ドアとして実用的に使われていたドアのことです。
50〜80年程前に使用されていたドアが多く、中には100年以上前に使用されていたものもあります。
塗装の剥がれや傷といった長年使い込まれた味わいが魅力。
今では珍しいデザインのドアも多く、ほとんどが一点物のドアなのでインテリアに個性を出せますよ。
2■アンティーク?ヴィンテージ?違いはある?
アンティーク家具やヴィンテージ家具とも言ったり、ヴィンテージマンションは聞いたことがあったり と、言葉の使い分けは曖昧になりがちですよね。
販売店やサイトでは「アンティークドア」と表記されることが多いですが「ヴィンテージドア」での表記もあります。
その違いですが、「アンティーク」とは骨董品・古美術品といった古いものを意味します。
ヨーロッパでは「アンティーク」の明確な定義が無かった為、アメリカで「アンティークとは製造されて100年経過したもの」と言われるようになりました。
その為、イギリスでは製造されてから100年経っていない場合でもアンティークと呼ばれるものもあります。
一方の「ヴィンテージ」とは時間をかけて良さが増したものを意味します。
元々はワインにするブドウの収穫年を意味する言葉でしたが、今ではファッション用語としても多く使われるようになりました。
こちらはアメリカで「ヴィンテージとは製造されてから30年〜99年経過したもの」と言われています。
その製造年数の違いから「アンティーク」と「ヴィンテージ」を使い分けることが多いですね。
製造年数で考えると「ヴィンテージ」のドアが多く流通していますが、実際にはイギリス製・フランス製のドアが多く取り扱われていることもあり「アンティークドア」という言葉が広く使われていると考えられます。
こちらの紹介記事では「アンティークドア」で統一してご紹介しますね。
3■アンティークドアを使ったリノベーション事例
事例1□リビングドアにアンティークドアを
こちらの事例ではリビングドアとしてアンティークドアを取り付けしました。
以前は玄関ドアとして使われていたのでしょうか、鍵穴やポストがついているところが当時の暮らしを想像させてくれます。そんなストーリーがあるところもアンティークドアの魅力ですね。
金具部分の真鍮は経年変化で色が変わっていますが、この具合になるまでには長い年月がかかります。
こういった部分は新品のドアには無い味わいですよね。
□こちらのドアを使ったリノベーション事例:非日常と暮らす[Click Here]
事例2□昔は主流だった?リバーシブルなドア
こちらの事例ではトイレドアにアンティークドアを取り付けしました。
当時は主流だったのでしょうか、表裏で色が違うドアはよく見かけます。
こちらのドアは表裏でガラッと印象が変わる、2パターンの表情を楽しめるなんともお得なドアです。
ドアに貼られている当時のシールや貼った跡でさえもさまになる。真似したくてもこうはなかなかかっこよくならないですよね、アンティークのなせる技でしょうか。
□こちらのドアを使ったリノベーション事例:家族が集まるヴィンテージハウス[Click Here]
事例3□日本では珍しいビビットなカラーリング
こちらの事例では収納扉にアンティークドアを取り付けしました。
鮮やかなレッドが目を引きますね。
日本メーカーのドアではなかなか無い色味がアンティークドアでは見つかることも。
アンティークドアは店舗やウェブサイトで塗装した状態のドアを確認した上で購入できるので、珍しい色でも安心して購入ができますね。
今では製造されていない珍しい柄のガラスを使われていることも多いので、検討の際にはガラスにもぜひ注目してくださいね。
□こちらのドアを使ったリノベーション事例:西海岸仕立ての鉄骨戸建てリノベ[Click Here]
事例4□まだまだ現役です
どこかの工場で使われていたのでしょうか。ペンキのような跡や錆びついた部分など使い込まれた跡が唯一無二の存在感としてドアに刻まれています。
その個性からコーディネートが難しそうなドアですが、コンクリート打ちっぱなしの天井やモールテックスの床といったインダストリアルな空間にはぴったりでした。
こうしてインテリアの完成度を高めるアンティークドアは貴重な存在です。まだまだ使えるものは再利用していきたいですね。
□こちらのドアを使ったリノベーション事例:ザ・インダストリアルリノベーション[Click Here]
事例5□日本製もありますよ
こちらの事例では引戸に古い建具を使用しています。古民家で使用されていた引戸などアンティークドアと同じ様にリノベーションで再利用できるものは多いですよ。
古道具屋さんでは引戸の取り扱いを行っているお店も多いので要チェックです。
今では製作が難しい繊細なデザインのものも多いので、リノベーションで取り入れたくなりますね。
□こちらのドアを使ったリノベーション事例:綯交(ないまぜ)な暮らし[Click Here]
4■アンティークドアの注意点
□状態は要確認
長く使用されてきたアンティークドアの状態はそれぞれに違います。玄関ドアに使用されていたドアは劣化が進んでいることも。購入時には傷や腐食の有無を確認しておくと安心ですね。
またドア自体が反っているものも多くあり、ドアを閉めた状態でも下のほうが若干浮いているように見える(横から見ると僅かな隙間がある)こともあります。
新品のドアのようにぴったりきっちり閉まらない場合もあるのでこの特徴は知っておいてくださいね。
□サイズも要確認
海外製のアンティークドアは日本の居室用ドアよりもサイズが大きく重たいことが多く、購入時には特に横幅と高さの確認が必要です。
ドア本体サイズのみ記載していることも多いので、ドア枠も含めたサイズで検討くださいね。
また、日本製の古建具の場合では高さが180cm程といった小さいサイズもよくあります。
使い慣れたサイズよりも20cm程小さくなるのでそのサイズ感も確認が必要です。
アンティークドアを取り入れたリノベーションはいかがでしたか?
こうして何十年も時を経て長く大切にドアを受け継いでいくことで、ドアにまつわるストーリーに加われることもアンティークドアの醍醐味ですね。
これからリノベーションをする方も、もしかしたらこれからリノベーションをする物件にまだまだ現役で活躍できるドアがあるかもしれませんよ。要チェックですね。
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