リノベーション-WORKS 125-
WORKS125を更新しました▽
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物が溢れる時代。自分たちの暮らしにとってコレは本当に必要な物なのか？
自宅のリノベーションを機に、これまで当たり前だと思っていた物事を一旦フラットにして考え直す作業を始めました。
この部屋は本当に必要か？から始まり、この壁は？この扉も必要？これは意味があるの？よく考えたらこれもいらないかも。そんな対話を何度も繰り返すことで不要なものはそぎ落とされていきました。
当たり前を疑うことで完成した部屋は家族の在り方や今後の暮らしの変化にも柔軟に対応できる、暮らしに本当に必要な物だけが詰め込まれた潔い部屋になりました。
暮らしを見つめ直し、当たり前を疑い、最後に残った物とは？ご紹介します。
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■必要な時だけ現れる個室
この壁は本当に必要か？と考えた個室の壁。主に就寝スペースとして使用するので一日中壁で仕切る必要は無いのではないかと考え直し、必要な時はカーテンやシェードを使って個室を作るスタイルになりました。
そうすることでLDKスペースを大きくとることができ、視線が抜ける空間は広々とゆとりを感じます。奥の壁にはプロジェクターからの映像が映り、映画や動画をリビングから楽しむことも出来るように。
個室は子どもたちの就寝スペースとして使用していますが、将来的に必要が無くなった際にはLDKとして部屋全体を活用できるなど可変性のあるレイアウトは無駄のない空間活用術ですね。
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■扉を無くしてストレスフリーな動線
この扉は本当に必要か？と考えた洗面脱衣所の扉。物を持ちながら扉を開閉することは不便を感じ、扉の開閉音も意外と響くのでストレスを感じます。お風呂に入る時だけ目隠しができたら良いのではないかと考え直し、思い切って扉を無しにしました。
そうすることでLDKからのアクセスがしやすく思っていた以上に快適に。家族４人暮らしの場合、洗面脱衣所の出入りも多いので２箇所設けた出入り口で動線もスムーズになりました。
脱衣スペースは必要な時だけカーテンで仕切るスタイルに、普段はカーテンを開ける閉塞感のないスペースは洗濯作業時も気分良くはかどります。
扉を無くすことで洗面脱衣所が常に換気される嬉しい効果も。湿気がこもりやすいスペースですがバルコニー側から吹き込む風がダイレクトに通り抜けるので、清々しい気持ちの良い空間になりました。
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■シェアする空間はスペースの節約
独立したパントリーは必要か？あれば便利ではあるけれど限られた空間に専用のスペースを用意するのは気が引ける、そこで思いついたのがパントリーと洗面所で空間をシェアするアイデア。
電子レンジや食材のストックは洗面スペースへ、ごちゃつきがちな小物はLDKから見えない位置に収納できました。
洗面所には扉がないので横にあるキッチンからの出入りもスムーズに、電子レンジの使用時にも助かります。
ゴミ箱スペースも洗面所に配置し、LDKのゴミも洗面所で出たゴミも１箇所でまとめられゴミ箱も必要な数だけに。あっちこっちにゴミ箱が無いってゴミ出しの際に便利ですよね、些細な家事の負担もカットできました。
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■カラーを絞って視覚的にもスッキリ
これは本当に好きなのか？ずっと気に入っていられるか？多くの時間を過ごす家だからこそ長く好きでいられる空間であることは大切です。
ホワイトとナチュラルな木目を基調に家全体でカラーを絞った空間は統一感のあるスッキリとした印象に、見た目にも潔さを感じ取れますね。
こだわりの照明やキッチン道具やブラシといったさりげなく可愛らしい小物が引き立つのも、主張を抑えたインテリアカラーのおかげです。
流行り廃りとは無縁の世界観が確立した空間は、合わないものや余計なものは受け付けない、長い目で見て無駄が出ない家です。
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自分たちの暮らしにとって本当に必要な物は何か。ライフスタイルは人それぞれで必要な物も人それぞれのはずなのに、いつの間にか既成概念に安心して無意識にライフスタイルを一般的な考えに合わせにいっているのかもしれません。
壁がない、扉がないは人によっては不便に感じるかもしれないですが、そのスタイルがその人に合っていれば良いのです。
必要なものを見極め、不要なものをそぎ落とすことで、空間の豊かさが今回のリノベーションで得られました。
自分たちの暮らしにとってコレは本当に必要な物なのか？この問いをきっかけに今一度自身の暮らし方を見直してみませんか？
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