人気リノベアイデア[造作キッチン]がある暮らし
LDKの中で存在感を放つ「キッチン」。
リノベした住まいでは、料理のためだけでなく「家の中心」のような場所になっているケースが多く見られます。
だからこそ、インテリアや家具を選ぶように「キッチンの見せ方」にこだわる方が増えています。
そんな背景からも選ばれることが多いのが、自由度の高い「造作キッチン」。
既製品では選べない素材の組み合わせや、生活動線に合わせたレイアウト、収納や家電の配置まで、自分たちの暮らし方に合わせてデザインできるのが大きな魅力です。
そこで今回は、造作キッチンに注目!造作キッチンを検討する中でこだわりたいポイントをご紹介します。
INDEX
造作キッチンとは?既製品キッチンと何が違う?

「造作キッチン」とは、キッチンメーカーが用意したサイズや仕様をそのまま選ぶ既製品とは異なり、キッチンレイアウト・素材・収納・設備・寸法を一から自由に組み立ててつくるオーダーメイドのキッチンのこと。
生活動線や調理スタイル、空間の雰囲気に合わせて、自分たちの暮らしに合わせたキッチンを細部まで作り込めるのが最大の特徴です。
ご参考にメーカーの既製品キッチンのイメージ例がこちら▼▼▼

引用)LIXIL公式HP
既製品キッチンの場合、機能性やメンテナンス性が高くコストも予測しやすい一方「扉材の色はこの中から」「サイズは規格の範囲で」という制限があります。
LDK全体の空間デザインを統一したい場合や、こだわりの素材を使いたい場合、細かい収納寸法を調整したい場合など、既製品ではどうしてもできることに限界があります。
リノベをするお客様からは、既製品では「ピンとくる」ような扉面材の色や柄が無い。いかにも既製品みたいな素材やデザインを避けたい。というお声も多いです。
対して造作キッチンはオーダー家具のように、1からデザインが可能。
扉の素材を建具と合わせたり、見せたい器に合わせてオープン棚をつくったり、ステンレス・木・タイルなど素材を組み合わせたりと、インテリア性の高い仕上がりが魅力です。
また、作業動線や身長に合わせたワークトップの高さ調整(一般的なキッチン高さの85cmまたは90cmではなく、中間の高さ87cmにするなど微調整も可能です)、家電の奥行きに合わせた収納寸法、ゴミ箱の置き場まで細かく設計できるため、日々のストレスの少ないキッチンが実現します。
▼▼▼こちらの造作キッチンはカウンターと組み合わせた、作業がしやすいコの字レイアウトにアレンジ

「オーダーメイドが可能」なキッチンメーカーもありますが、そうしたキッチンメーカーで取り扱いが難しい素材を使ったキッチンを製作可能なのが造作キッチン。
例えば、キッチン天板をモルタル仕上げにしたい場合や、使いたい古材がある、タイルを貼りたいといった場合は、キッチンメーカーで製作することが難しいことがあります。
オーダーメイドと聞くと、「なんだか高そう」という印象もありますが、造作キッチンでは使う素材や収納をシンプルにすることで、オーダーメイドながらリーズナブルなキッチンに仕上げる選択肢もありますよ。
もちろん、自由度が高いぶん「選ぶ項目が多い」という難しさも。また、オリジナルゆえに、メーカーショールームのように事前に完成形を見ることはできません。
出来上がりをイメージしながら検討していく必要があります。
既製品の機能性と、造作ならではの自由度、それぞれの違いをまずは理解しておくと、その後のキッチン選びがスムーズです。
造作キッチンでこだわりたい8つのポイント

せっかく造作キッチンにするのならば、既製品キッチンっぽい?デザインはもったいないかも。
既製品ではできないことを楽しめる、「造作キッチンでこだわりたい8つのポイント」をご紹介します。
①生活スタイルにあわせたキッチンレイアウト
キッチンづくりで最初に考えたいのが、どんなレイアウトが自分たちの暮らしに合うのか、ということ。
家事動線やリビングでの過ごし方とも密接につながるポイントです。まずは代表的なレイアウトをご紹介。
■対面式キッチン(ペニンシュラ・アイランド)
家族の様子やテレビを見ながら作業できるレイアウトで、コミュニケーション重視の家庭に人気。特に小さなお子さまがいる家庭でよく選ばれています。
LDKの主役としての存在感が出るため、インテリアとの統一感も配慮したいところ、素材選びが重要です
▼▼▼こちらは「ペニンシュラ型」キッチンの片側が壁に接しています。

▼▼▼こちらは「アイランド型」キッチンにアクセスしやすいスタイルです。

■壁付けキッチン

壁に向かって調理を行うスタイル。動線が短く作業に集中しやすいのが特徴です。
ハコリノベでも近年、人気が高まっているキッチンレイアウト。
LDKの中でキッチンがコンパクトにまとまるため、リビングを広く確保したい場合でもおすすめです。
キッチン正面の壁をどうデザインするかもポイント。壁面にタイルを貼ったり、棚を設置したりと個性を発揮しやすいです。
■Ⅱ型キッチン

作業台とコンロ・シンクをふたつのラインに分けたレイアウト。調理効率が高く、複数人での作業もしやすいのがメリットです。
まさに、対面式と壁付けキッチンのおいしいところを組み合わせたようなキッチン。
家事動線を短くしたい人、作業スペースをたっぷり確保したい場合におすすめ。複数人でキッチンを使う場合も役立ちます。
ここまでご紹介した基本のレイアウトに、+αの要素も足せるのが「造作キッチン」の良いところ。
こんな風に暮らしに合わせたキッチンにアレンジもできますよ。
■壁付けキッチン+家電収納を備えたキッチン

キッチンに造作で家電の居場所を足すスタイル。電子レンジや炊飯器、トースターなどを使いやすい高さに配置でき、生活感を抑えながら機能的に整えられます。
カップボードや食器棚を別に用意する必要がなく、全部まとめてキッチンに置けるのは助かります。
■Ⅱ型キッチン+ワークスペースを備えたキッチン

リモートワークや子どもの宿題スペースとして、キッチンカウンターが延びた先にこうした作業スペースを造作する例も増えています▼▼▼

「家事の合間にPCを開ける」「夕飯の支度をしながら子どもの勉強を見られる」など、暮らしの接点が増えるのが魅力。
■アイランドキッチン+ダイニングテーブルを備えたキッチン

一般的なキッチンの高さとダイニングテーブルの高さは数十センチの差があり、並べるとフラットにはならないもの。
ですが、こちらの事例ではキッチンの床高さを下げることで、キッチン天板とダイニングテーブルがフラットにつながったデザインを実現しました。
立って使うキッチンも座りながら使うテーブルどちらも使いやすい高さをキープしています。
テーブルまでフラットになることで、キッチンを広く使えたり、食事の準備もしやすくなります。

このようにライフスタイルに合ったキッチンレイアウトを選ぶことで、生活がスムーズに整います。
②造作だから選べるキッチン天板がある
造作キッチンの大きな魅力のひとつが、天板(ワークトップ)のデザインを自由に選べること。空間づくりに合わせて細かなディテールまで調整可能。
ステンレス天板でも造作なら天板の厚みを好みに合わせて仕上げることができます。
このように薄いステンレス天板でシャープに見せることもできます▼▼▼

既製品と同じステンレスでも印象を大きく変えられますよ。
質感にこだわりたい方には、モルタルやモールテックスなど左官素材を使った天板も人気です▼▼▼

造作ならではの遊び心として、カウンターの角にアール(丸み)をつけるデザインも可能▼▼▼

柔らかな印象になり、空間にやさしい表情が加わります。
天板はキッチンの中でもっとも目に入り、日々手で触れるパーツ。だからこそ、素材の質感や厚み、形のディテールを自分たち仕様に仕上げられる造作ならではの自由さを活かせるポイントです。
③個性がでる収納レイアウト
造作キッチンの魅力は、収納も自分の暮らしに合わせて自由に設計できること。
既製品では引き出しや棚の高さ、奥行きに制限がありますが、造作なら「よく使う調理器具は手が届きやすい位置に」「ゴミ箱や家電は動線に沿って配置」といった細かな工夫が可能で、日々の家事動線を大きく改善できます。
最近人気なのが、オープン収納を取り入れたデザインです▼▼▼

扉を付けずに棚を見せることで、空間に軽やかさが生まれるだけでなく、コスト削減にもつながります。
キッチンでは、「キッチン扉や引き出しの開閉が面倒」というご意見も少なくありません。既製品キッチンでオープン収納なものって意外と少ないですからね。
また、シンク下をオープンにしてゴミ箱置き場にすることも。使いやすさと見た目のバランスを考えた工夫です。
収納の中に「自分でアレンジできる余白」を残す設計も人気▼▼▼

ラック収納やカゴを使って、食器や小物を自由に配置したりできる余裕があると、暮らしに合わせて柔軟に空間を更新できます。既製品では難しい、この可変性こそ造作ならではの魅力です。
奥行きや棚の高さ、仕切りの位置も自由に調整できるため、鍋やフライパン、カトラリーなど、使用頻度や大きさに合わせて調整可能。
背面収納やパントリーと組み合わせれば、生活感の出やすい家電や調味料もすっきり整理できます。
毎日の料理や片付けが自然にスムーズになる収納計画は、キッチンの使いやすさと心地よさを大きく左右するポイント。造作だからこそできる、自由な収納って快適ですよ。
④対面式はキッチンの背面がポイント
家族やゲストと会話をしながら作業できるなどコミュニケーション面で魅力的な対面式キッチン。
LDKの中で最も存在感が大きく、視線が集まりやすいのはキッチンの背面部分です。
造作キッチンなら、背面収納やカウンターのデザインを自由に調整できるため、機能性と美しさを両立させやすいのが特長。
人気のスタイルのひとつが、食事もできるカウンタータイプ▼▼▼

背面に作業台や収納を配置するだけでなく、カウンターの高さや奥行きを工夫すれば、朝食や軽食、子どものおやつタイムにも対応できます。
椅子やスツールと合わせて簡易的なダイニングのように使えるため、LDKの動線がスムーズになり、暮らし方も豊かになります。
対面式キッチンは作業効率だけでなく、空間の見え方や整えやすさも重要なポイントです。背面がどう見えるか、という視点をお忘れなく。
⑤壁付けキッチンは正面壁がポイント
壁付けキッチンはコンパクトで作業効率の高いレイアウトですが、LDKの中で正面の壁が空間の印象を大きく左右するポイント。
素材やデザインの選び方次第で、キッチン全体の表情が変わり、空間の雰囲気にも影響します。
壁面にタイルを貼ると質感が加わり、アクセントウォールとして存在感がUP▼▼▼

正面壁をコンクリートやモルタル仕上げにすると、無機質でスタイリッシュな印象に▼▼▼

どちらも造作キッチンとの相性が良く、LDK全体のトーンを統一しやすいのが魅力です。
また、正面壁に棚をつけるかつけないかでも印象は大きく変わります。
オープン棚をつけて食器や小物を並べると生活感を残しつつ、ディスプレイとしての楽しみも▼▼▼

棚をつけずミニマルに仕上げれば、キッチン自体がより洗練された印象になります▼▼▼

ツールをぎっしり掛けて「見せる収納」にするか▼▼▼

整然と整理して空間をすっきり見せるか▼▼▼

正面の壁がデザインの方向性を左右するポイントに。
壁付けキッチンはシンプルに見えて、正面壁のデザイン次第で印象の振れ幅が大きいスペース。素材、棚の有無、見せ方の工夫を意識してみましょう。
⑥ここで差が出る「取手」

キッチン選びで意外と見落とされがちですが、実は仕上がりの印象を大きく左右するのが引き出しや扉の「取手」。
キッチンは面積が広く、フロントの表情がそのままLDKの印象に直結します。その中でも取手は視線に入りやすく、デザインの完成度を決める最後のひと押しのような存在です。
システムキッチンを選んだ際に「なんだか惜しい」と感じるケースの多くは、この取手のデザインが要因になっていることも。
メーカー既製の取手は機能性や耐久性は十分ですが、デザインが画一的になりがち。扉材の色や質感をこだわっても、取手がしっくりこないだけで、納得のゆくキッチンにならないのです。

造作キッチンなら、取手の素材・形状・位置まで自由に選択でき、ディテールをつくり込めるのが魅力。
真鍮やステンレスのバー取手、フラットなライン取手、あえて取手をつけない手掛け加工など、選択肢は豊富です。
素材の経年変化を楽しむか、シャープなデザインで整えるか、暮らし方に合わせた表情を選べます。
わずかなパーツに思えて、取手は造作のクオリティが最も現れる部分。だからこそ、ここにこだわれるのが造作キッチンの醍醐味です。
扉材とのバランスを見ながら、自分らしさを感じられる取手を選ぶことで、LDK全体が洗練された印象に仕上がります。
⑦見た目にもこだわりたい、設備機器

設備機器選びでは「使いやすさ」や「機能性」が大切なのはもちろんですが、実は同じくらい見た目の印象も満足度に影響します。
例えば、ステンレスのレンジフードは機能面はシンプルでも、その存在感だけで空間がぐっと引き締まります。
無骨なガスコンロや、黒を基調にしたスマートなIHも同様で、キッチン全体に意思を感じるアクセントをつくることができます。

キッチンの雰囲気を大きく左右するのが水栓のデザイン。少し曲線のあるエレガントなタイプや、工業的な無骨さのあるハイネック水栓など、選ぶデザインでキッチンの表情が一気に変わります。

設備はあくまで料理のための道具ですが、造作キッチンではその見た目が空間づくりの重要なピースに。
機能性がシンプルでも「これを付けたい」と思える設備があるのは自然なことで、それが日々の気分を上げてくれるなら、十分に価値のある選択です。
⑧意外と悩む?!キッチン照明
キッチンづくりの中で、実は多くの人が迷うのが照明計画です。
料理をする場所だから明るさが必要なのは当然ですが、「明るいだけではつまらない」「空間に合う照明のかたちがわからない」という声も。
造作キッチンはLDKの主役になるだけに、照明ひとつで雰囲気が大きく変わるため、どんな光をどう見せるかが重要になります。
対面式キッチンの場合は、カウンター上にペンダントライトを下げるのが人気▼▼▼

1個でシンプルにまとめるか、2〜3個を等間隔で並べてリズムを出すかで、印象はぐっと変わります。
ガラス、金属、陶器などシェードの素材によって光の表情も異なり、食事や作業時間の雰囲気づくりに大きく影響します。
壁付けキッチンなら、正面壁に沿わせてブラケットライトを取り入れると、手元も明るくキッチンデザインの一部として馴染みやすいです▼▼▼

タイルやモルタルなどの素材との相性もよく、壁の表情を美しく見せてくれる効果も。
ただし、どのレイアウトでも共通の悩みが「明るさはほしいけれど、眩しすぎるのは避けたい」という点。
光がダイレクトに目に入る位置は疲れやすく、逆に暗すぎると調理がしづらい。
そのため、ペンダントの高さ、ブラケットの取り付け位置、ダウンライトをどの程度補助に使う、眩しくない電球を使うなど、バランスを丁寧に考える必要があります。
設備からインテリアへ、造作キッチンという選択

造作キッチンは水まわりの設備というより、LDKと一体でデザインする「家具」に近い存在です。
料理をする場所でありながら、リビングやダイニングと同じ視界に入り、空間の印象を大きく左右する。
だからこそ、キッチン単体ではなく「インテリアの一部」として捉えられるようになっています。
素材や天板の質感、面材の色味、扉の取手、水栓や設備機器、照明の選び方まで、ひとつひとつのわずかな違いがLDK全体の雰囲気に直結。
テーブルやソファを選ぶのと同じ感覚で、暮らしのスタイルに合わせてつくる「オーダーメイドの家具」に近いといえます。
既製品キッチンは機能性が整い、コストもわかりやすい反面、デザインが画一的で「LDKにそのまま置かれた設備」の印象が強め。
一方、造作キッチンは細部まで調整できるため、空間にフィットした佇まいを作り込めるのが魅力です。
料理のしやすさだけでなく 、暮らしの風景として見えるキッチンも大切にしたい。
そんな考えが広まっていることもあり、造作キッチンという選択肢が支持されています。
造作キッチンづくりでは、自分たちの暮らし方を整理し、ショールームや施工事例でイメージを深めながら進めてみてください。
ご参考に「造作キッチン」リノベ事例は、ハコリノベインスタグラムでもご覧頂けます!
チェックはこちらから▶︎▶︎▶︎ハコリノベInstagram[Click Here]
キッチン時間の気分が上がる、自分らしい造作キッチンを形にしてみてくださいね。
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