キッチンの壁はどう仕上げる?タイルやパネル、他にもある選択肢
「キッチンの壁をどうデザインするか?」これは忘れてはいけないポイントです。
壁付のキッチンや片側だけ壁に面したペニンシュラ型のキッチンでは、コンロ周りの壁は防火性に配慮したデザインが必要です。
そうすると使える素材としてタイルやキッチンパネルが思い浮かびますが、実は他にも選択肢はありますよ。
今回はキッチン周りの壁に注目し、タイルやパネルはもちろん他の素材を使ったリノベーション事例を紹介します。
キッチンだけでなくキッチンの壁でも個性は出せますよ、それではご覧ください。
INDEX
キッチンの壁仕上げで注意すべきこと
キッチン周りには好みの素材を使いたいですよね。ところがキッチンの壁、特にコンロ周りでは壁材を何でも使える訳ではないのでご注意です。
というのも、キッチンのコンロ周りでは特に「燃えにくい素材で仕上げること」という内装の制限があるためです。
そのため、多くの壁には陶器や磁器質のタイル・キッチンパネル・ホーローといった、燃えにくい素材が使われています。
他にも燃えにくい素材として、コンクリート・れんが・モルタル・漆喰・金属板などの使用は認められています。
□内装の制限内容は条件によって異なります
内装制限は、加熱調理器具の種類(IHなど)・お住いの地域・建物の構造(戸建かマンション)によって条件が異なります。地域によって独自の条例を決めている場合もあります。
基本的には上記の制限を守っていれば大丈夫ですが、制限が緩和される場合もあるので事前に確認しておくと安心ですね。
キッチンの壁に注目、リノベーション事例紹介
事例01:大判タイルで目地は少なく、掃除もしやすい
キッチン壁の仕上げで人気のある「タイル」ですが、タイルの間にある目地のお手入れが気になる方も多いのでは?
掃除がしやすいタイル目地材もありますが、大きなタイルを貼って目地を少なく仕上げる方法もおすすめです。
こちらの事例では壁付キッチンの壁に、大判タイルを壁3面に貼りました。タイルのサイズが大きいので、汚れがつきやすい部分の目地も少なくお手入れもしやすいですよ。
キッチン周りの壁には棚も取り付けていないので、1枚ごとに微妙に柄が違うタイルもはっきりと見え、大判タイルの個性を活かせます。
タイルを使ってキッチンを落ち着いた雰囲気に仕上げたい時は、磁器質タイルや大判タイルはおすすめのアイテムです。
□紹介の事例はこちら▷▷▷yokohama flat[Click Here]
事例02:清潔感のあるシンプルな雰囲気のキッチンパネル
キッチンはシンプルにまとめたい方やお手入れのしやすさは最優先という方には「キッチンパネル」がおすすめです。
キッチンパネルは不燃の化粧板のことで、表面は主にメラミン樹脂が使われています。つるつるした表面なので汚れがついても拭き掃除がしやすい素材ですよ。
こちらの事例では壁付キッチンの壁に、マットホワイトのキッチンパネルを張っています。
ホワイトを基調としたシンプルな世界観にキッチンパネルが馴染んでいますね。キッチンの真っ白な壁は空間の清潔感を高めます。
キッチンパネルの中には磁石がくっつく、マグネットタイプのものもあります。キッチン用品をくっつけて収納できたりと使い勝手が良く人気が高いアイテムですよ。
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事例03:キッチンの壁にモルタル仕上げ
キッチンの壁には燃えにくい素材として「モルタル」を使用しても大丈夫です。そうはいってもどんな雰囲気に仕上がるのか心配ですよね。
そこでこちらの事例では壁付キッチンの壁にモルタル仕上げを取り入れています。ステンレスキッチンとの相性が抜群です。
タイルよりもシンプルに、キッチンパネルよりも表面の素材感を活かしたキッチンにまとまります。
モルタル壁のお手入れ対策としては、クリア塗装をしておくと汚れ防止に役立ちますよ。
□紹介の事例はこちら▷▷▷究極の自在性スタイル[Click Here]
事例04:ステンレスの壁でお店のようなキッチンに
キッチンの壁には金属板であるステンレスやアルミを張っても大丈夫です。飲食店にあるキッチンの壁では金属板で仕上げているお店も多いですね。
こちらの事例でもコンロ周りの壁に金属板を張っています。表面がキッチンパネルのように滑らかな金属板は、拭き掃除もしやすいですよ。
グレーやブラックなどダークな色味のキッチンや、ステンレスのレンジフードともコーディネートしやすい素材です。
□紹介の事例はこちら▷▷▷非日常と暮らす[Click Here]
事例05:タイル×ステンレス×コンクリート、素材を自由に組み合わせる
キッチンの壁はタイルかステンレスか、どっちにする?なんて1種類に決める必要はありません。気になる素材は組み合わせてみることもおすすめです。
こちらの事例ではキッチンの壁に、低い高さでぐるりとタイルを貼り、コンロ周りにはステンレスを張り、正面の壁はコンクリート打ちっぱなしのままと素材をミックスして仕上げています。
色鮮やかなタイルでも貼る範囲を絞ることで、インテリア全体のバランスを整えやすいです。このアイデアなら、柄物のタイルもチャレンジしやすいのでは?
汚れがつきやすいコンロ周りはステンレスで仕上げるなど、お手入れの必要性に合わせて部分的に素材を変えることでキッチンの使いやすさもアップしますよ。
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キッチンの壁を見比べると、意外とデザインの選択肢は多いですね。
壁は特に、目に付きやすい部分なのでキッチン本体とのバランスは慎重にコーディネートしたいポイントです。
キッチン本体のデザインも迷うところですが、キッチン壁へのこだわりもお忘れなく。
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